無題

記憶の問い

僕が死んで
生まれ変わって
輪廻をめぐって
またココに来ても
きっと知っているものはないだろう
それどころか僕自身覚えてないだろう
いままで感じた事や覚えた事
全部全部忘れて
自分じゃない自分に
なんて悲しいんだろ
なんで覚えてられないんだろ
問いが木霊してく
空に

無題

喋ってる言葉とか話は
時がどんどん過ぎれば
それこそ風みたく消えて
忘れ去っちゃう
本をめくる

言葉は消えても
文字は残る

心に留まった
嗚呼そっか。
僕もそうしようって思った。
忘れるのは嫌だ。
寂しいから、悲しいから。
だったら文にしよう、
絵にしよう、詩にしよう
残せるように
忘れないように
ずっと、ずっと。


言葉は消えても
文字は残る
これは長野まゆみ先生の
本の言葉です。
いい言葉です、心に留まる。

無題

闇ニ問ウベキモノ

闇ヲ崩セルモノハ何、
僕は問う僕は問う
誰に問うんだろう、
闇に君に
何二問ウノ、
問うものがないよ
自分二問ウトミヨウカ
答えなんてないんだけど
解らないのに
だから問うのに
答エテヨ
僕の問いに
誰か、ねぇ。
世ノ中二正シイ事ナンテアルノ
無力に哂い僕は問う

無題

窓
　

窓を開けて、閉めて
繰り返して
自分が愚かだって
自覚して
自己嫌悪に陥って
何をしようか悩んで
窓から外へ
出ること出来ず
玄関の前で
佇んで
ただ夢であることを
ただ願って。

無題

遠ざかる確信

遠ざかる確信を追わずに
僕は佇んで
逃げるのも嫌で
けどそこに居るのも嫌で
何処に行こう、と
ただ一人で佇む
何で生まれたんだろう、と
問い続ける人がいる
彼の人がやった事の
理由を問いたがる
どうしてやったのか、と
問う人がたくさん居る
それをやった理由も
僕が佇む理由もないのに
理由がなくちゃ、いけないのかな？
遠ざかる確信を追うのは
本当に正しい事？