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こちらは雑食サイトです そのうちサイト名が変わるかも。 ひとまず始めての方は 道標へ行ってください 荒らしは回れ右です。 BLの意味がわからない、とか BLなんて嫌いな方は 無暗に入って後悔しないように・・・
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伝えたいコト
 


悩んでいる大切な人が何に悩んでいるかはわからない。
「昌浩は何を悩んでるのかしら」
彰子は物陰からこっそりと呟いた。
「姫、彰子姫。そう歩き回るでない。」
「あ・・ごめんなさい。」
「いいじゃない、玄武。せっかくの外よ。」
太陰が抗議の声を上げる。
自分のことのように怒ってくれて嬉しいが若干玄武が可哀相な気がする。
「それにしても昌浩は何悩んでんのかしら?」
太陰が思い出したように、呆れたように零す。
そういうと彰子が落ち込んだように俯いてしまう。
それを見た玄武が咎めるように太陰を見る。
「ねぇ、彰子姫。」
「なぁに?」
「あのね、玄武と私で見つけた秘密の場所があるの。」
にっこりと笑い太陰が言う。
「そこに連れってたげる。」
さっきの数倍の笑顔で太陰が言い、玄武は呆れたように溜息を付いた。
 
 
 
「わぁ、すごい桜ね。
「でしょ、彰子姫は運がいいのね。」
そう言われ首を傾げる。
「ここの桜、昨日はそんなに咲いてなかったのよ。」
満開の桜を見上げ自身も嬉しそうに太陰が言う。
「彰子姫。昌浩もね、そうして姫が悩んでるのを気にしてると思うわよ。」
そう言われ振り向くと困ったような笑みを浮かべて太陰が言う。
「上手く言えないんだけどね、そういうものなのよ。」
「そういうものなのね・・・。」
「天一と朱雀を思い出してみればよいのだ。」
黙り込んで様子を窺っていた玄武が口を開く。
「お互いを案じて悩んでそれがいいのではないのか。」
お互いにお互いを想って、お互いに悩んで、時には矛盾して
それがいいんだと、玄武は言いたいのだろうか。
彰子はそう解釈して微笑んだ。
「そうね、ありがとう。2人とも。」
そういわれ太陰が思い出したように笑った。
「今日の夜、昌浩を誘ってまたここに来ましょう。夜桜でお花見よ。」
「太陰は自分が来たいだけだろう、それに・・・。」
「うるさいわよ、玄武。・・・騰蛇のことなら平気よ、多分。」
最後はコソリと太陰が言う。
「でも、いいの。2人の秘密の場所なんでしょう。」
「あ、そうだったわね。でもいいわ。ね、玄武。」
にっこりと笑って言われ反射で頷く。
「ほらね、じゃぁそろそろ帰りましょうか。」
そう太陰が笑い、3人は歩き出した。
 
 
 
「夜桜でお花見?いいけど・・・・。大丈夫?」
「具合なら平気よ。今日だって買い物に行ったし。」
「えっ・・。」
そう昌浩が絶句したのを見て慌てて訂正を入れる。
「でも、太陰と玄武も一緒だったのよ。」
「傍から見ればお前1人で歩いてるのと変わらないがな。」
物の怪が横合いから言葉を入れる。
「過ぎた事は・・まぁ、いいか。夜中になる前に行こうか。」
にっこりとした笑顔で昌浩は彰子に手を差し伸べた。
 
 
伝えたい事はたくさんある。けど、言うに言えないよ。
君に心配を掛けたくないから、でもそれが互いを大切に想っている証拠なら・・・・
伝え切れなくてもいいかもしれない。
たとえ、矛盾してしまっても、君と居たいから。
 
END


夢小説が書きたいです;;
某所に送りつけたものですが。
どうでせぅ・・・・。
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・・・オールキャラの予定。ニュータイプロマンスの雪合戦辺り?


祈ることは。

雪合戦である。なんだか多勢に無勢になったりしたがひとまず平和であることに変わりはない。 
「多勢に無勢なんてずるいぞ、もっくん!」
昌浩の叫ぶ声が轟く。彰子はそれを聞きながらそんな事を考えていた。
「・・・平和なのは良い事よね。」
そう考えると罪悪感が沸いてくるのだ。自分の代わりに入内した異母姉妹、彼女はどうしてるのだろう。時折そう思う。でも、自分がそうやって思いつめれば昌浩たちは悲しむだろう。
「彰子?どうしたの?」
黙り込んでいる彰子の顔を昌浩が覗き込む。
「あ・・ごめんなさい。ただちょっと思ったの、平和だなぁ・・て。」
そう言った言葉を聞いて傍にいた天一や朱雀、顔を覗きこんでいた昌浩と物の怪も沈黙した。
「昌浩?」
「あ・・・ごめん。確かにこういうのが平和なのかな?」
なんだか、本当に色々ありすぎて平和がなんだか分からなくなってしまう。多分自分や彰子より長く存在し続けている十二神将も同じだろう。そんな考えを巡らせているうちに天一が口を開く。
「・・今平和だと思えるときが、本当の平和・・それでいいんじゃないでしょうか。」
そういわれ頷く。幸せも同じなのだきっと、自分の思いで変わってくる。
「じゃあ、俺と天貴はいつも平和だな。」
朱雀が明るく笑って言う。天一も嬉しそうに頷いていて、平和と幸せの象徴のようである。
「彰子は幸せ?」
そう問われればもうすぐに返せる。
「ええ。幸せよ。」
「もっくんも幸せだよね?」
そう問われ夕陽色の眼が瞬く。
「俺たちだけ平和で幸せじゃしょうがないだろ?」
「そうよ、もっくんは?」
「じゃあ、幸せ。」
そう言えば昌浩が頬を膨らます。
「じゃあってなんだよ、じゃあって。」
「いいじゃない、一応幸せなんだから。」
彰子にそう言われ口を閉ざす。
こうしていられるのはいつまで続くか分からない。だから今目の前の幸せと平和をかみ締めていよう。今、祈るのは目の前の幸せと平和が出来るだけ続くこと。

END

後書・・・
昌浩総受書きたいなあ・・・。と、思い続けて結局かけてない千祈。昌彰が増えるうぅ・・。そのうちかこ・・・・。

初の桃組小説です。CPは咲祐(のはず。)

たからもの。

さぁ・・此処はどこだ。転校してきてそれなりになるが、この学園は広すぎる。そんな考えを巡らせてひとまず歩く。そして迷う。・・・・・矛盾だ・・・。本気でここは学園か?と思うところに着いてしまった。
「うぅ・・・・」
低く低ーく唸って祐喜を面白げに見ている人影が1つ。
「あいつは・・・慣れるまで送り迎えしたほうがいいんじゃねぇか?」
クスクスと楽しげに笑って言う。最初は、ちゃんとした寮へ向かう道を向っていた。だが、途中で脱線・・中略・・・今に至る。
「そろそろ助けてやるか。・・・辿り着きそうにないし。」
そうして迷子に声を掛ける。
「咲羽っ!何でこんなところに?」
「それは、俺の言葉だろ・・?まぁ、本音をいうと後ろ付けてたんだけど。」
そう言われ驚いたような顔からぶすくれたような顔になる。
「お前面白がってたろ?!」
「当たり前だろ?・・・それより雨降りそうだから帰ろうぜ。」
そう言って手を差し伸べる。なかなかその手を取らない祐喜を振り向く。
「祐喜?」
「咲羽ってさ。よく恥ずかしいこと言ったりやったり出来るね?」
そういつつも伸ばされた手を取る。一方の咲羽はまた楽しそうに笑う。
「そりゃぁ俺は、お前のこと好きだからな。」
また人の気も知らないでそんなことを言う。・・もしくは知ってて言ってるのか。
「それ・・本気?」
「本気じゃなかったらなにがあるんだ?」
そんなことを笑顔をで言ってのける。恥ずかしいったらありゃしない。つないだ手から疾走している心臓の音が聞こえないか自分は心配で堪らないのに。
「お前やっぱ可愛いなぁ。」
「俺は男。そういうことは女の子に言えって。」
恥ずかしくてそう言えば振り向いてにっと笑う。
「お前にいうから意味があるんだよ。」
そういってから思い出したように言う。
「どうしたの?」
「ただ、もう迷うなよ?」
迷いたくなくても迷ってしまう場合はどうすればいいんだろうか。
「まぁ・・迷っても見つけるけどな。」
その言葉が嬉しい。ずぅっと言われた事なんてなかったから。だから素直に出てくるよ。
「・・・ありがとう。」
その笑顔が俺の宝物。だからどんなところに居ても探し出すよ。繋いだ手の温もりが消えないようにずっと繋がっていられるように、今願う。

END

あとがき・・・・
書いてて恥ずかしくなってきたこの小説・・・せっかくなのでフリーです。どうぞもって帰ってください。(棒読み)でも連絡して下さいね。コメント入れてくれると嬉しいです

 

↓から少年陰陽師の初小説デス。CPは多分昌彰になるはず。


~君の心荒れることなかれ~

「お帰りなさい。昌浩・・・・もっくんは?」
そう問えばムスッとしてそっぽを向く。
「喧嘩・・したの?」
彰子に顔を覗き込まれて昌浩は、口を開く。
「もっくんが、悪いんだい。」
烏帽子を鬱陶しそうにとって首の後ろで括る。
「原因は?」
原因は知らないが、この2人が一緒にいないと違和感があるのだ。
「え・・・。・・・・・・・・。」
「だから、原因は・・?」
「・・・・・・・・なんだっけ?」
その言葉を聞いてクスクスと笑う。
「彰子?」
「2人ともそれだけ些細なことで喧嘩したのね。」
そういってひとしきり笑ってから口を開く。
「もっくんのこと置いて来ちゃったんでしょう?」
「うん。もっくんが不貞寝してるうちに。」
いまさらになって罪悪感が沸いてきたのかしゅんとして言う。それを見て笑う。
「昌浩は、もっくんのこと好きなのねぇ・・。」
「?俺、彰子も好きだし皆大切だよ?」
そう言われ、かぁ・・・と彰子の顔が紅くなる。・・もしこの2人以外がこの場に居たら‘青春だねぇ‘と呟き退散していただろう。
「彰子?俺、変な事言った?」
そう言って自分の言った言葉を手繰り寄せる。・・・・・彰子も好きだし・・・・。
「え・・あ・・その・・彰子・・?」
両者負けず劣らずの紅顔である。
「もっ・・もっくんのこと・・」
「俺がなんだ?晴明の孫よ。」
「わぁっ・・!いつのまに・・それと孫言うな、物の怪のもっくんっ!」
ガッと物の怪を引っつかんで言う。
「もっくん言うな。孫っ!」
「孫、孫いうな!」
それを見て彰子は思う喧嘩の理由は目の前のこれだろうと。まぁ・・ひとまず一件落着だ。この喧嘩は挨拶行事だから喧嘩の理由には計算されないのだろう。この2人はやはり一緒にいるのが一番いい。だから君のその心荒れることなかれ。

END

あとがき
初少年陰陽師小説・・どうだったでしょうか・・?初めっから総受を書く勇気はありませんでした。コメント入れてくれると嬉しいです。この小説は、フリーです♪お持ち帰りする方は連絡いれてくださいね。




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