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・・・オールキャラの予定。ニュータイプロマンスの雪合戦辺り?
祈ることは。
雪合戦である。なんだか多勢に無勢になったりしたがひとまず平和であることに変わりはない。
「多勢に無勢なんてずるいぞ、もっくん!」
昌浩の叫ぶ声が轟く。彰子はそれを聞きながらそんな事を考えていた。
「・・・平和なのは良い事よね。」
そう考えると罪悪感が沸いてくるのだ。自分の代わりに入内した異母姉妹、彼女はどうしてるのだろう。時折そう思う。でも、自分がそうやって思いつめれば昌浩たちは悲しむだろう。
「彰子?どうしたの?」
黙り込んでいる彰子の顔を昌浩が覗き込む。
「あ・・ごめんなさい。ただちょっと思ったの、平和だなぁ・・て。」
そう言った言葉を聞いて傍にいた天一や朱雀、顔を覗きこんでいた昌浩と物の怪も沈黙した。
「昌浩?」
「あ・・・ごめん。確かにこういうのが平和なのかな?」
なんだか、本当に色々ありすぎて平和がなんだか分からなくなってしまう。多分自分や彰子より長く存在し続けている十二神将も同じだろう。そんな考えを巡らせているうちに天一が口を開く。
「・・今平和だと思えるときが、本当の平和・・それでいいんじゃないでしょうか。」
そういわれ頷く。幸せも同じなのだきっと、自分の思いで変わってくる。
「じゃあ、俺と天貴はいつも平和だな。」
朱雀が明るく笑って言う。天一も嬉しそうに頷いていて、平和と幸せの象徴のようである。
「彰子は幸せ?」
そう問われればもうすぐに返せる。
「ええ。幸せよ。」
「もっくんも幸せだよね?」
そう問われ夕陽色の眼が瞬く。
「俺たちだけ平和で幸せじゃしょうがないだろ?」
「そうよ、もっくんは?」
「じゃあ、幸せ。」
そう言えば昌浩が頬を膨らます。
「じゃあってなんだよ、じゃあって。」
「いいじゃない、一応幸せなんだから。」
彰子にそう言われ口を閉ざす。
こうしていられるのはいつまで続くか分からない。だから今目の前の幸せと平和をかみ締めていよう。今、祈るのは目の前の幸せと平和が出来るだけ続くこと。
END
後書・・・
昌浩総受書きたいなあ・・・。と、思い続けて結局かけてない千祈。昌彰が増えるうぅ・・。そのうちかこ・・・・。
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